日本の美【白銀比】
西洋の美は【黄金比】です。
「モナリザのほほえみ」「パルテノン神殿」「ミロのビーナス」「オーム貝」etc1:1.618の比に収束していきます。
一方、日本の美は別名「大和比」とも呼ばれています。
学生時代に、√2≒1.41421356(一夜一夜に人見頃)の語呂合わせを使って記憶された方も多いかと思いますが、1:√2は、1:1.414(約5:7)を表す比率です。
黄金比の黄金長方形のように、白銀比にも「白銀長方形」と呼ばれるものがあります。
縦と横の比率が1:1.414の白銀比となっている長方形です。
白銀長方形の縦横比は、私たちの身近なところにあるA版(A3・A4など)とB版(B4・B5)といった
コピー用紙の寸法に用いられています。
小学生・中学生の皆さん、ものさしでコピー用紙のタテ・ヨコを測ってください。約1:1.4の比率になっていますか?
素因数分解(中学3年)
ある自然数を素数である因数の積で表すこと。
一般的に、小さい素数から順に繰り返し「すだれ算」で割っていきます。
それが一番良いのでしょうか。時間の浪費。
かけ算を知っているんだから
630=63×10=7×9×10=2×3(2乗)×5×7 オシマイ♪
…どうですか。簡単にできます。ちょっと頭を使いましょうね。
※ 9991を素因数分解しなさい『慶応女子(高大一貫高校・偏差値77)』
小さい素数から2・3・5・7~あら割れないよ。因数分解してみましょう。
9991=10000-9=100(2乗)-3(2乗)=(100+3)(100-3)=103×97
はい、できました。103も97も素数です。合格♪ 中高一貫校は掃いて捨てるほどありますけれど。高大一貫は希少価値。
黄金比と白銀比
西洋の絵画や建築物でよく使われている美と調和を象徴する黄金比(1:1.618…=約5:8)は、私たちが普段やりとりしている名刺にも使われていますよね。
日本の建築物などの美を象徴する白銀比(1:√2=1:1.414…=約5:7)は、 A判とかB判のコピー用紙やノートの縦横の比率です。
こういう話を中学・高校生にすると、次の日からメジャーを持ってあちこち測りはじめるそうです。
測ることが数学の原点ですから。
女性の顔の美しさにも、実は比率が関係しています。(男性も同じ。男女平等)
顎の先端と両方の眉の端を結んだ線の角度が45度なら『美人角』だと言われます。
45度にこだわるかというと、正方形を対角線で折ると45度と45度の直角二等辺三角形ができるでしょう。
これを比になおすと、1:1:√2=1:1:1.414…=5:5:7(白銀比)となります。
部分分数分解のあれこれ
中学受験をする小学生に算数を教えていると公立中学生にとっても少々難しい内容がたびたび登場します。
私が小学生の時は知らなかったと感心する一方、小さいころから勉強漬けな状況になんとも言えない気持ちになります。
中学お受験「部分分数分解」について。
ある分数をいくつかの項の足し算・引き算の形に変えることです。(大半は引き算)
本来は、高校数Ⅱの習得範囲です。(一般的に文字nを使って)
それを数字だけで表したものが中学受験算数です。
①1/6を分解すると、1/2×3=1/2 - 1/3に成ります。分母を2×3と表すのがコツです。
②1/20は、1/4×5=1/4 - 1/ 5 となります。分母を4×5と表します。
小学生の間は、差が1がよく出ます。 差が2の場合は、分解した分数を2で割ります。
中には、3つの部分分数に分解するものもあります。中学生の皆さん「部分分数の和」は解決できますか。
平成30年間で300校増え800超える大学
210校定員割れなのになぜ潰れない?
少子化で子どもの数が減りつつあるにもかかわらず、2019年4月に開校を予定している大学が17校ある。
現在、日本の大学は787校を数える。
(ここでの大学は四年制大学、大学院大学、通信制大学を指す。短大を除く)
したがって、このまま文部科学省が新設大学を認可すれば、800校を超えてしまう。
簡単に認可する理由は?文科省官僚の天下り先確保。
「教授」の席を占めてしまうから優秀な若者のイスがない。ポストドクター(ポスドク)といわれる所以。
中学生の頃、大学院生から聞いて驚いた。
『町中で石を投げたら、大学生に当たる』
じゃぁ、今の時代は何と言われる?・・・すれ違った人は皆大学生。
どこでもいいからと言えば、高校生の大学進学は当たり前で全入ですね。