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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2024/4/3

    暗算、計算力について

    計算力、思考力ともに極めて卓越していた数学者にガウスがいます。
    ガウスは、ドイツの数学者、天文学者、物理学者で、幼少の頃から神童と呼ばれ、アルキメデス、ニュートンと共に3大数学者の一人とされています。

    彼は7歳のとき、先生から「1から100までのすべての数を足しなさい」という問題を 出されました。 「足し算は、順番を変えてもその結果は変わらない。1と100、2と99、3と98、・・・ と組み合わせていけば、101が50組できる。101×50=5050が答えだ!!」 と計算方法を工夫して、すぐに答えを出した話はよく知られています。

    また、ガウスは、分数を少数に直す計算(割り算)についても、人の何倍も速く 計算できたそうです。その工夫とは、200までの素数pについて、1/p,・・・などの表を作っていたことだそうです。

    大人になったガウスに、自分自身でたくさんの計算をしているのを見かねた人が、計算を減らして、思考の方に時間を使えるように、助手を雇うようにすすめたそうです。ところが、ガウスは、「(今まで)単なる機械的な計算能力を有するものから有効な助力を得ようと思われる場合はない」と断ったそうです。

    ガウスは、自分の計算のなかで、数学のさまざまな構造を読み取っていたからです。

    「計算名人」に計算のコツを聞けば、少しは上達するかもしれませんが、そのあとも免許皆伝まで研さんをつまなければなりません。

    計算の構造の本質を試行錯誤しながら、探り当てることが、色々なことを後々ラクにすることにつながっていくのかもしれません。

    簡単な掛け算の計算に関しても、時には色々な見方をしてじっくり考えることで、計算の構造に気づくことがあると思います。

    算数・数学の基礎・基本は計算力にあります。

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    2024/3/28

    才能を褒められて育った子供を襲う人生最大のピンチ

    子どもが100点取っても「すごいね」と言ってはいけないのは何故か

    子供がテストで100点を取ってきた時、つい「すごいねー」なんて口にしてしまいがちですが、この言い方はNGなんだそうです。なぜ? その理由と正しい褒め方について。
    100点テストの褒め方・小学校低学年くらいですと、比較的、テストで100点が取りやすかったりします。学校の勉強が得意なタイプの子だと、いつも良い点数を持ち帰ってくる⋯なんてこともあるでしょう。そんな時に、安易に「すごいねー!」「おっ、頭いいな」と言ってはいませんか?

    まず最初に、心掛けるべきは「ちゃんと見たよ」とのメッセージを子どもに送ること。言葉に出して「さっき出してくれたテスト、見といたよ」でもいいですし、子どもがいる時に見るようにしてもOK。特に、配布物やテストを出し忘れることのある子には、意識的に、「出してくれて助かった」「見られて良かった」とのメッセージを投げかけてあげましょう。

    次に、テストの結果についてコメントします。単純に「感心」してあげられれば、それで充分です。もし「ずっとがんばってきて、ようやく取れた100点!」なら、一緒に「感動」すれば良いのです。「いつも90点とか100点とかで、パパ・ママ、感心するなぁ」「ついに100点取れたね!これまでがんばってきた甲斐があったね~!」 続けて、子どもを褒めてあげるのですが、ここが重要です。決して「才能」「能力」を褒めるのではなく、良い結果を生み出した「努力」を認め、褒めてあげるよう、意識してください。

    ×「頭がいい」
    ×「何でもすぐ覚えられる」
    ○「先生の話、よく集中して聞いていたんだね」
    ○「宿題もしっかりやっていたもんね」

    この時に悩ましいのが、特に努力をしていないように見える場合。そんな時も、これまでの人生で積み重ねてきたものが、今の結果につながっていることは間違いありません。
    がんばりを褒める言葉をかけてあげましょう。

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    2024/3/26

    安易な中学受験は子どもをダメにする!

    今までの経験から、若者の「受験」が必ずしも悪いものだとは思っていません。なぜなら「受験」は、この平和な時代、若者に一定の成長を促す、恐らく唯一の通過儀礼だからです。受験を機に一気に変ぼうする生徒たちを目の当たりにしてきました。(親の心配、子どもの迷惑、受験は自立のチャンス!)

    しかし、1つだけ例外があるのです。それは中学受験です。基本的に小学生が中学受験をすること、特に私立の附属中を受けることに反対します。お子さんを受験させようかどうか迷っている親御さんはどうか私の考えを重要な情報の一つとして聞いていただきたいと思います。世間が考えるほどのメリットはない。

    さて私が中学受験(特に私立)に反対する理由はたくさんあります。それらのすべてを検証すると膨大な量になるので、とりあえず2つだけあげてみます。 ①子どもが勉強ギライになりやすいこと ②親や世間が考えるほど人生で有利に働かない

    ①子どもが勉強ギライになるとは

    これは単純に考えてみると分かります。まだ遊びたい盛りの小学生に受験勉強をさせること自体にムリというか不自然さがある。ご存知のように中学受験の準備は遅くとも小4くらいから始まります。さらにこれまたよく知られているように、私立中学入試問題はきわめて特殊で難解なものが多く、しかもそれらをスピーディーに処理しなくてはならない。

    当然中学受験専門の学習塾で小さいうちから「合格目的」のためだけの、特別な「処理能力」を特訓される。つまり詰め込まれるわけです。正直、勉強の面白さをゆっくり味わうという観点は考慮されていないのです。

    結果、受かっても受からなくても「勉強はつまらない」という印象が残ります。
    勉強とはテストのためにイヤイヤ仕方なくやるもので、そこに学ぶ喜びや感動といった、後々まで残る知的財産を見い出すことは困難です。

    勉強の面白さを伝えたい私にとってこれはすごく残念なことです。強いられた勉強の弊害でしょうね。ところで意外に知られていないことですが、中学受験で合格してもその後中学・高校で伸び悩む子は多いのです。

    付属中からエスカレーターで上がって来た子たちは、ほんの一部のズバ抜けて出来る子たちと大半のヤル気のない学力不足の子にハッキリ分かれてしまいます。
    一方中学受験に不合格になって公立中に進んだ子たちも、数年に渡って後遺症に悩まされます。基本的にテストの点や順位にこだわり過ぎる傾向があり、勉強内容そのものに関心が持てない。

    そして高校受験が近づくと、中学受験のトラウマが再燃するのか、パニクったり勉強から突然逃げまくったりと入試恐怖症に襲われ、能力に見合ったレベルの高校に行けなかったりする。
    いずれにしても勉強そのものに興味を持てず、せっかくの高い能力を発揮せずに終わることが多いのです。

    ②親や世間が考えるほど私立中進学は人生で有利に働かない

    多くの親は私立中、とりわけ大学付属や中高一貫校が大学進学と直結(エスカレーター)していて得であると考えているようです。しかし、ハッキリ言ってこれは幻想です! 中学入試組の3分の2は進学後学力が伸びず、地元の公立校からでも受かる大学にしか進学していません。たとえ大学付属であっても学力下位のこれらの生徒たちは、推薦してもらえず他大学へ行くか、系列の大学に行けるにしても希望の学部には入れない事態が起こります。

    こういうことは学校関係者が明かしたがらない事実ですが、塾の業界では常識です。 当然これらの学力がついていない中学入試組(何度も言うようだがその数は想像以上に多い)の多くは、大学に入ってからも低迷を続けがちなのです。 このようにいわゆる私立中入試というものは、多くの人が漠然と考えるよりメリットが少ないし、むしろ弊害が多いものだということを知って欲しいと思います。

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  • 小学生・中学生・数学・理科

    2024/3/19

    買い物で数的感覚育成

    かごいっぱいにお菓子を買っても、1000円もいきません。夢のような空間ですね。欲張りなのでいろいろなお菓子を食べてみたくなり、1種類を大人買いするというよりは、多くの種類を1~2個ずつ買いました。

    お会計の際にあらためて気がついたのは、店員さんの計算が早くて正確なこと。袋につめながら、暗算でどんどん計算していきます。一回も手が止まることなく合計金額を出していました。日常の光景なのでしょうが、すごいことだなぁと感心してしまいました。

    自分も小学生のころ、限られたお小遣いを片手に、買えるお菓子の組み合わせを一生懸命考えたものです。よく考えるとこれって数的感覚の育成に大きく貢献していると思いませんか。

    100円をちょうど使いきるには、このお菓子とあのお菓子と・・・と考えることで、数字のイメージが正しく身に付いていきます。だから店員さんは、計算が正確でスピーディだったのだと思います。

    低学年のお子さんがいらっしゃいましたら、スーパーでお菓子を買うときに一工夫してみてはいかかですか。欲しいお菓子を持ってきてかごにいれてもらうのではなく、駄菓子のコーナーで100円分のお菓子を選んでもらいましょう。そうすれば、お子さんもお菓子を選ぶ楽しみを感じながら自然と算数の勉強になります。

    身近なところからいろいろと数的感覚を磨いてください!

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    2024/3/15

    ▼こんな親が大手塾費300万を無駄にし子どもを潰してしまう

    中学受験向けの大手塾費用は、小学4年~6年の3年間で月謝や長期休暇の講習、模擬試験、補講費、指導料、施設費などで約300万円が相場だ。コストは決して安くはありません。その代わり、学校で習わない特殊算(つるかめ算、旅人算、植木算、通過算など)も覚えてきます。

    しかし、お受験塾では中学に入学すれば、「今までの特殊算は、すべて忘れてください」と言われます。中学・高校以降、方程式で課題を解決するからです。特殊算が足かせになって、うまく伸びないということも起こります。多くの時間を使って、特殊算を学ぶのは、時間の無駄ともなります。もともと、文科省の指導要領にも特殊算はありません。塾講師が、考え始めた解法です。

    「大手塾は効果はあるが、副作用もある“劇薬”であるということを心してください」

    子どもを塾に入れる際、親がしっかり肝に銘じるべきは、塾という“クスリ”は子どもだけではなく親にも投与されるということです。

    「塾の使命は、お子さんの実力を数値で把握しなければなりません。だから、テストがあり、偏差値があり、順位付けがあり、クラス分けがあります。そのような競争の中では、子どもの“やらねば”を引き出せる利点もありますが、自宅勉強のサポーターとなるはずの親は、熱が入り過ぎて、知らず知らずのうちに子どもを“数字”で評価するようになっていきます。親も子も受験の競争の中に“巻き込まれる”のはある意味自然なことでしょう。だからこそ、お子さんに合った塾選びが大事なのです」

    周りの様子を見て、良かれと思って難関中学を目指す塾に行かせたものの、その塾の学習方針がまったく合わず、子どもは前向きになれない。親を落胆させたくない一心で子どもも頑張るが、長続きはしない。成績が低迷すれば、親は子どもを叱り、失望する。すると子どもはますます自信を失って結果が出なくなる。この悪循環に陥ると、どうなるのか。それは、「戦意喪失」という形で現れます。

    仮に、何とか志望校に合格したとしても、中学校に通えなくなるケースが少なくないのです。不登校者数はいま非常に多いです。(劇薬である)大手塾や受験の副作用として、子供を勉強嫌いにしてしまうことがあります。ぬぐい難い劣等感を与え、何かに挑戦する意欲を失わせてしまうのです。親としてはわが子のためにと安くない塾代を支払っているのに、とても悲しいことです。こうした副作用が出ないようにするためにも、子供に合っていて、学力を伸ばすことができる塾選びをしてほしいと思います。

    なお、『裏技』というテクを教える塾は、止めた方が良いと思います。理解し、正攻法で解いていくのが学びです。

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