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  • 小学生・中学生・理科

    2020/10/17

    何のために理科を勉強するのか【身を守るため】

    理科を学ぶ理由の一つは、自分や周りの人の身を守るためです。

    小学校で習う理科の知識があれば防げた事故が、東京の丸ノ内線内で発生しています。職場から水酸化ナトリウムを含む洗剤を持ち帰ろうとした際、コーヒーなどで使われているキャップ付きのアルミ缶に入れてしまったようです。それが破裂しました。

    中学受験の必須項目ですが、水酸化ナトリウム水溶液にアルミ片を入れると、水素が発生します。つまり、アルミ缶に水酸化ナトリウム水溶液を入れると缶が解けるのです。そして、水素ガスが発生します。

    水素ガスは、一定量溜まると爆発します!こぼれないようにしっかりとふたをしたのでしょう。これがいけなかったのか?少しでも隙間が開いていれば、アルミが解け出すことはあっても、爆発は防げたかもしれません。

    小学校・中学校でしっかりと理科を勉強していれば、ありえなかった事故です。このほかにも身近に起こりそうな危険としては、家庭用洗剤で「混ぜるな危険」と書かれたものです。こちらは、本当に混ぜると危険です。戦争で使われる毒ガスの一種である、塩素ガスが発生するからです。

    理科を勉強しておくと身を守れることが多くあります。

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  • 小学生・中学生・理科

    2020/10/15

    『学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し』

    「教えてもらっただけで自分で考えることをしなければ、本当に理解したことにはならない。反対に学ぶことをせずに自分の考えだけで行動しては、独断に陥ってしまい危険である」

    書物によって学び、先輩について学び、どんなに学習しても、その学んだところを、自分の頭で考え、自分の心に問うて考えない限り、学んだことがぼんやりとして、生きた知恵とはならない。

    これに反して、自分の乏しい知識経験でただ心の中で思索のみにふけって、先人の教えや業績に学ぶことをしないと、独善に陥り、的を外れた方向に進み危険この上ないものであると教えています。

    書物を読む時、人の話を聞く時、たんにそれを鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えながら読み聞くことが必要です。そうしないと、いい書物を読み、有益な話を聞いてもそれだけで、何も身につかなくて終わります。生きた知恵とはなりません。

    逆に、自分の頭であれこれ考えるだけで、広く他人の経験や知識に学ぼうとしないと、独り善(よ)がりとなり狭い殻に閉じこもることになります。

    着実な前進の為には、先人の業績を尊重し、それに学ぶことが必要です。学ぶ気持ちを持ち続け、学んだことをしっかりと考えて理解する。その上で、正しい行いをすることというのが、理想的な生き方でしょう。

    子曰く、学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し。

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  • 小学生・中学生・理科

    2020/10/13

    何のために理科を勉強するのか【自分や家族、友達を守るため】

    私たちは、何のために理科を学ぶのでしょうか。
    理科を勉強する理由は自分や家族、友達を守るためです。 抽象的ですが、理科を勉強する理由は第一に将来のためです。つまり将来どんな仕事に就くかわかりません。そのためには、大学受験対策をしておく必要があります。

    ならば、理科は重要になります。この基礎があるから、大学受験に取り組めるのです。すでに具体的な将来像を描いているならば、そちらへ向かうべきでしょう。そこで理科が必要ないならば、止めればよいだけです。どんな場面であっても理科の知識は必要です。必ず役に立ちます。
    理科は、科学に対する基本的な知識や考え方だからです。 これがわかっていれば、大人になってからも応用ができます。

    逆に、大人になってから勉強を始めても、理科の概念を理解するのは難しいでしょう。頭が柔らかい間に、詰め込んでおくべきなのです。だまされないためちょっと嫌な言い方ですが、理科を学ぶ理由の2つめは、だまされないためです。わかりやすいのは水素水です。もちろん、水素水自体は有害ではありません。それで健康や美容を実感しているならば問題ありませんが、業者が消費者に伝えていた効果・効能は理論的に正しい物なのか?ということです。 これは、小学生の知識でわかります。
    参考「ついに出た?水素水に公的な定義なし!表示の改善を指導」

    原発事故の後にも、さまざまな風評被害が発生しました。放射線に関する話です。これまで一切測っていなかった放射線を測るようになりました。だからちょっとでも放射線が基準値を超えると、大騒ぎをします。とはいえ、放射線は常に身の周りを飛び交っています。空き地に放射性物質が埋まっていた事例もありました。放射線への警戒はすべきでしょうが、疑いすぎるのもどうでしょうか。
    サプリメントを含めて、理科の基礎知識を忘れてしまっているせいで、ムダな出費をしている人たちが少なくありません。

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  • 小学生・中学生・理科

    2020/10/03

    之を知るを之を知ると爲し、知らざるを知らずと爲す。是れ知るなり。
    これをしるをこれをしるとなし、しらざるをしらずとなす。これしるなり

    知っていることを知っているとし、知らないことを知らないとわかっている。これが本当の知るである。

    子どもと接していると、その素直さ・好奇心から「なぜ?」「どうして?」と質問されることがあります。大人になると「なぜ?」「どうして?」と聞けなくなる。もしくは聞いてはいけない雰囲気を感じ取ってしまうことがあります。

    「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」自分の一生、恥をかくくらいなら勇気をもって質問したいものです。

    そして、もうひとつの観点。「世の中にはまだまだ知らないことがある」「自分の一生でわかることは本当に小さなことだけだ」という世界観や謙虚さも大切です。
    孔子の言葉はどちらかというとこれを指しているように捉えています。どれだけ勉強しても、この世の全てを学ぶことは出来ない。むしろ、人間が解き明かしたことは、宇宙の真理、自然の摂理からすればちっぽけなもの。

    宇宙・自然はどこまでも広く、どこまでも深い・・・常に変化し続けている。それが私達が生きている世界です。知ったかぶりをすることなく、悟ったつもりにならず、いつまでも誰にでも謙虚に学ぶ姿勢を持ち続けていきたいものです。

    知れば知るほど分からないことが増えてくる。それがこの世の真理であるならば、一生、楽しみながら学び続けていきたいと思います。

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  • 小学生・中学生・理科

    2020/09/28

    総合し説明する力

    いくつかのアプローチを複合的に組み合わせれば、大抵の問題は解決への緒が見えてきますが、まだ安心はできません。数学的であるとは論理的であるということであり、論理的であるとは誰でも理解ができるということですから、最後には自分が行ったプロセスを総合し順序よく説明する力が求められます。

    東京大学が発表している「高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと」をご紹介します。数学を学ぶ高校生に期待する力は、次の3つの力であると書いてあります。①数学的に思考する力、②数学的に表現する力、③総合的な数学力。

    「数学的に表現する力」について言及されているところを引用します。
    数学的に表現する力数学的に問題を解くことは,単に数式を用い,計算をして解答にたどり着くことではありません。どのような考え方に沿って問題を解決したかを,数学的に正しい表現を用いて論理的に説明することです。

    総合し説明する力を磨くための最も直接的な訓練は証明を書くことです。ただし、証明は必ずしもエレガントである必要はありません。ハッと驚くような斬新な展開であるよりも、読む人に対する思いやりのある証明こそが、良い証明であると思います。

    証明が苦手で何を書いたらいいかわからないという人は、読む人を先生(自分よりわかっている人)とは思わず、自分が教えてあげるつもりで書いてみてください。「あっ、ここは解の公式を使ったことがわからないかもしれないから、『解の公式より』と書いておいてあげよう」というスタンスで、書くのです。そうすれば、しっかりと「行間」が埋まった良い証明(少なくともわかりやすい証明)が書けます。

    頭の中で、自分だけが理解している「正しいこと」は、その価値を十分に表しているとは言えません。数学的思考力を完成させるには、「証明の正しさ」をお互いに理解することです。その力を社会に役立てるためには、受け手を想像し、受け手に対する思いやりを持つことも必要であると私は思います。個別指導塾で説明する力を養ってください。

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