「子どもがなかなか勉強しない、勉強しろと言ってもやらない?」という悩み
親ならきっと誰しもがぶつかるであろう問題ですが……実はこの解決法の鍵を握っているのは、「環境」ではないかと思います。
まわりの人と同じように行動していないと不安に感じる。人間には、まわりの人と同じように行動していないと不安に感じる、という本能があります。たとえば学校に好きな服を着て登校してもいいと言われたとき、もし自分だけがジャージで、ほかの生徒全員が制服を着ていたら、まったく問題はないはずなのに、かなり居心地悪く感じると思いませんか?
それと同じことが勉強でもいえると思うのです。周囲の人間が集中し、真剣に勉強をしている環境の中にいると、一人だけ何もせず遊んでいるということが居心地悪くなります。その環境では、逆に遊んでいるほうが難しくなる、というわけです。
あなたの子どもが通っている学校には、「勉強しよう」という空気がありますか。あれば、きっとあなたの子どもも自然と勉強するようになるでしょう。「まだ5時間しか勉強してない」の衝撃。「5時間も」勉強するのは大変なことですが、周囲に「5時間の勉強なんて普通」という人がたくさんいたら、なんとなく自分も長時間の勉強ができるように思えてきませんか。
環境により人生がまったく異なるものになっていく可能性も、大いにあるわけです。こうしたことを考えると、朱に交われば赤くなるというのは、いい意味でも悪い意味でも核心をついた言葉なのだと思います。環境とは、人生で何かがんばりたいことがあるときに、うまく活用すべき手段の一つと言えるかもしれません。
進学校と言われる高校へ行くことは、この環境を身につけるためとも言えそうですね。
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