★中学数学は必ず伸ばせる★数学の理解が深まる考え方・思考法
◆問題を解く感覚が「ゲームをクリアする」、「パズルを完成させる」みたいなものです。なぜ?”が好奇心の出発点です。自分が没頭できることは自分から進んで色々考えますね?大事なのは「好奇心を持つ」ことです。勉強に、この”好奇心”を持ってくることができれば最強です。では好奇心を芽生えさせるにはどうしたら良いのでしょうか?それは「なぜそうなるんだ?」と考えてみることです。今まで、当たり前に覚えてきたことに、「でもなんでそうなるんだっけ?」と考えてみることが、好奇心を生み出す方法です。
◆「三角形の面積」の公式は?三角形の面積 = 底辺 × 高さ ÷ 2なんで三角形の面積は”底辺”と”高さ”を掛け合わせて”2”で割らないと出てこないのでしょうか?三角形は、”底辺”と”高さ”を掛け合わせた図形の”半分”ということですね。”底辺”と”高さ”を掛け合わせた図形はどんな図形なのでしょう?
◆答えは”平行四辺形”です。四角形(長方形)だと微妙に不正解です。四角形の面積は”縦×横”ですからね。「なるほど、三角形のもとの形は平行四辺形か〜」「ん、平行四辺形ってどんな図形だっけ?」となりませんでしたか。次は、平行四辺形の性質について考えて…ちなみに平行四辺形の面積は、長方形の面積の公式が元になっています。一度考え出すと、芋づる式に次々と疑問が浮かんでくるでしょう。これが好奇心が芽生えたということです。
◆好奇心を利用することで、数学の理解が簡単に深まります。考える力は将来たいへん役に立ちます。好奇心はコントロール可能です。どんな物事にも「なぜそうなるんだ?」とひとつ疑問を抱けば、その瞬間から好奇心が芽生え出すからです。数学が理解できていないと感じる人は、いわば、点と点が線で繋がっていない状態なんです。そこが繋がれば、数学の理解は一気に進むでしょう。
◆将来どう役立つのか。みなさんは、今後も、初めて経験することばかりです。現代は超高速に生活のあり方が変わっています。10年後には、今では考えられないような生活スタイルになっているかもしれません。今まで経験したことがないことでも、なんとかやっていくには、あらゆる物事に自分で考える力が要る、と考えています。今やっている勉強は、ただ知識を蓄えるためだけではありません。「何を覚えたかではなく、どうやって覚えたか」むしろこっちのほうが大事です。
「受け」の気持ち、「待ち」の姿勢の人は、数学の伸びはあまり期待できないだろう。
「攻める」人、「立ち向かう」人にこそ、数学は微笑みかけてくれる。