徳島市・個別指導塾サクシード(個人塾)
「数の操作」(小学生・中学生・高校生)
ある整数をmとして、全ての整数を表現してみましょう。
全ての数は、2で割るとき、「2m」「2m+1」と表せる。
全ての数は、3で割るとき、「3m」「3m+1」「3m+2」と表せる。
〔3で割り切れる数〕〔3で割って1余る数〕〔3で割って2余る数〕と分類できます。以下、同様です。
「3m+3」は「3m」と同じです。3で割り切れる数を表しています。
例えば、「12m+29」を3で割ったとき、余りはいくらになりますか。
12m+29=(12m+27)+2=3(4m+9)+2よって余りは2。3(4m+9)は3の倍数。つまり3で割り切れる部分。2は割り切れないので余りになる。
単純に、29=27+3に分解しただけのことですが、因数分解についても、こういう「操作」が機敏にできるかどうかが解法のカギとなります。
「15m-20」を3で割ったとき、余りはいくらになりますか。
15m-20=(15m-21)+1=3(5m-7)+1よって、1余る数です。
小学1年生で4+6=10を教えても逆は習いませんから。10=0+10,10=3+7,10=5+5,10=-8+18etc.無限に何通りにも変化します。
中学生のみなさん、出来ますか。証明をする時、都合が良いように自由に変形できると便利です。
人は無限を理解することができるのでしょうか?
18世紀の数学者オイラーは無限大より負の数の方が大きいのではないかと考えていました。それは1/x という分数の関数を考えてx をプラスの方向から0 に近づけると、1/x は無限大に近づくからです。
ニュートンやライプニッツにより微積分学が構築された後でも、人々は無限の不思議さに直面していました。19世紀の数学者ガウスは、無限に否定的でしたし、リーマンでさえ ∞ の記号を使わずに1/0(1÷0) と表記していました。人類は、まだ無限の正体をつかみきれていないのです。徳島市の数少ない個別指導塾です。徳島市・個別指導塾サクシード(小学生・中学生・高校生の学習塾)塾長より