お受験特有の特殊算
算数の分野で登場する解法で、鶴亀算、旅人算などがあります。でもこれらは、学校の教科書には載っていません。塾の先生を中心とした有識者が、小学生にも分かりやすいように解法を考案し名前をつけ…それが浸透したものです。
ただし、鶴亀算はその起源は江戸時代までさかのぼります。
特殊算は全部で概ね23種類。お受験では指導せざるを得ないけれど、生徒さんに合うかどうかは個性によります。
否定派
どうせ中学で方程式習うし、方程式で事足りる。特殊算を学んでしまうと、中学校に入った時に習った方程式を使わずに特殊算を使ってしまう。方程式を学び直さないといけないから二度手間。特殊算は具体的すぎて一般性がない。
肯定派
中学生になり連立方程式を学ぶ時に理解がしやすかった。
型にはまった数学を解く前の、まだ小さな年齢の頃にこういった「頭を柔軟にする問題」を解くのはいい事だ。
特殊算は頭を柔らかくするためのものであって、暗記するというスタンスを取るならば多かれ少なかれ弊害もあるようです。
中学・高校-大学へと繫がっていくかどうかは疑問です。「算数・数学」が好きでなくなる学生も多い。